2006年07月28日
興毅は宇宙人や!カメ並み体温34.9度…WBA世界ライトフライ級王座決定戦
亀田が診察室をパニックに陥れた。「すいません…もう一度、計りましょう」コミッションドクターとして30年にわたり世界戦の検診を行ってきた向島祐医師(60)が体温計を見て絶句した。
それもそのはず。体温はこれまでの世界戦前のボクサーでは目にしたことがない34・9度。異例の再検診でも結果は同じで「こんな数字は初めて」。亀田がまたも日本ボクシング界に衝撃を与えた瞬間だった。
一般に、平熱は35〜36度台といわれる。ただ、試合前のボクサーは減量の影響で体温が上昇するのが普通。今回、亀田は50・8キロのフライから48・9キロのライトフライヘ初めて減量を強いられた。父・史郎さん(41)によれば、平熱は35度。普通なら体温は上がるはずだが、逆に下がるとは…。まさにカメ並み。「いっつも言うてるやん。オレは宇宙人やて。人間と同じと思っとったらアカンて」脈拍も陸上選手並みの49。強心臓ぶりに胸を張った。
衝撃はさらに続く。胸囲がライトフライ級では驚異の95センチを記録したのだ。向島医師は「記憶の中では、これほどの胸囲は初めてです」。日本人初のWBA世界ミドル級(72・5キロ以下)王者に輝いた竹原は92・5センチ。体重で23・6キロも大きい王者を超える肉体に、ベテラン医師は再び絶句した。
リーチも想像以上の169・5センチ。ランダエタを0・5センチ上回り「リーチがこんなあるとは思わんかった」と自信を深めた。驚異的な数値の連発は、すべて激しい特訓の成果。「これぐらいは当たり前田のクラッカーや」19歳とは思えない懐かしいギャグを交えながら高笑いを浮かべた。
予備検診はランダエタと30分、時間をずらし、顔を合わせることはなかった。「次は調印式やな。楽しみにしとって。バチバチいくから」ついに敵と初対面する31日の調印式で豪快なパフォーマンスを繰り出すことを予告した。
(2006年7月28日06時03分 スポーツ報知)








