2008年06月24日
居酒屋タクシー処分で財務省ノンキャリア組の反乱が始まった
税金を使って利用したタクシーで金品の見返りを受けていたのだから、処分は当然だが、意外な問題が浮上している。なんと今年は予算編成ができない恐れがあるというのだ。
「処分されるのは、ほとんどが主計局の職員です。5年間に180万円もの現金と商品券を受け取り、停職処分になるのも30歳代の主計局係長。深夜帰宅のためにタクシーチケットが自由に使えるのは、財務省のなかでもエリートが集まる主計局だけだからです。主計局は350人前後いますが、大半が処分を受けることになりそうです」(財務省事情通)
問題は、その多くがノンキャリだということ。東大卒のキャリア官僚は、都内一等地の官舎に住めるため、深夜に帰宅してもタクシー代は数千円。タクシーの運転手がビールをふるまうほどの上客ではないため「居酒屋タクシー」を利用することは、ほとんどないという。逆に埼玉や神奈川など遠方から通っているノンキャリが「居酒屋タクシー」を使っていた。
「自分勝手な考えですが、処分を受けるノンキャリたちが『なぜ、いちいち世間に詳細を公表したのか』『ノンキャリをいけにえにした』と不満を強めているのです。役人にとって処分は大きいですからね。そんな彼らが、『だったらこれからは定時に帰る』『電車で帰ればいいんだろ』とカンカンになっている。しかし、財務省の実務を支えているのはノンキャリたち。とくに予算編成は、ノンキャリのベテランがいないと進まない。もし『残業はしない』とサボタージュをされたら、財務省は機能不全に陥ります。予算編成作業はパンクしてしまうのです」(前出の事情通)
民間みたいに、始発から終電まで働かせればいいだけの話だが、無理だろうな、役人には。8月の概算要求、年末の予算編成がどうなるか、見ものである。
【2008年6月21日掲載記事】





